アセスメントってどういうこと?利用者さんの状態をしっかり理解するための大事な視点🔍

アセスメントは「状態を見て考えること」

「Assessment(アセスメント)」とは、かんたんに言うと“状態をとらえて考えること”です。
医療や介護の世界では、利用者さんの体や気持ちの変化を知るために、看護師やリハビリ職が日常的に行っています。

アセスメントでは
・見た目の変化
・話し方や表情
・動きのようす
・バイタルサイン(血圧や体温)
など、目に見える情報だけでなく、利用者さんの気持ちや生活背景といった目に見えない部分もふくめて確認します。

主観と客観の両方を合わせて判断することで、本当に必要なケアが見えてきます😊

なぜアセスメントが大切なのか

訪問看護では、限られた時間の中で利用者さんの状態をしっかりつかむ必要があります。
アセスメントがしっかりできていると、

・リスクの早期発見
・今必要なケアの優先順位が分かる
・体調の変化にすばやく対応できる✨

といったメリットにつながります。
逆に見落としがあると、体調悪化に気づくのが遅れたり、ケアの方向性がずれてしまうこともあります。

スタッフ同士で情報を共有しながら深めていく

訪問看護は一人で訪問することが多いですが、判断は一人だけで行うものではありません。
アセスメントで分からないことや迷うことがあれば、看護師同士・リハビリ職と相談して確認します🤝

たとえば
・最近ふらつきが多い
・食事の量が減っている
・夜眠れずに疲れている

こうした気づきは共有することで、より正確な判断につながります。
一人では見えなかった問題点が、チームで話すことでクリアになることも多いです。

訪問看護ステーションでのアセスメントの取り組み

訪問看護ステーションでは、利用者さんの生活全体を“まるごと”見る姿勢を大切にしています🏠
体の状態だけでなく、

・本人の暮らし方
・ご家族の状況
・住まいの環境
・利用中のサービス

など、生活に関わる情報も含めてアセスメントします。
そして、必要なケアをチーム全体で話し合い、一人ひとりに合わせた支援方法を考えていきます。

アセスメントは、利用者さんの生活を守るための大事なステップです。
小さな変化に気づくことが、安心して続けられる在宅生活につながります🌷


参考URL
「初めてでも分かる」訪問看護ステーション-専門用語解説