クリニカルパスってなに?退院までの流れを見える化する安心のツール📄
クリニカルパスは「入院から退院までの道しるべ」
「Clinical pathway(クリニカルパス)」とは、入院してから退院するまでの流れをまとめた計画表のことです。
むずかしい言葉に聞こえますが、内容はとてもシンプルで、患者さんとご家族が安心して過ごせるように作られています。
たとえば
・手術の日
・検査の予定
・リハビリの開始時期
・退院を見すえた生活練習
などが時系列で並んでいて、「これから何があるのか」がひと目で分かる仕組みになっています✨
クリニカルパスがあると不安がぐっと軽くなる
退院後の生活をイメージするのは、思ったよりむずかしいものです。
訪問看護を利用される方の中にも、
「退院したら何から始めればいい?」
「家で過ごす準備ができるか心配…」
と感じる方がとても多くいます。
そんなときにクリニカルパスがあると、入院中にどんな回復を目標にしているのかが分かり、心の準備もしやすくなります😊
医療スタッフとの話し合いがスムーズに進む
クリニカルパスは、患者さん・ご家族・医師・看護師・リハビリ職など、関わるスタッフ全員が共有しています。
そのため、説明を受けるときも話がまとまりやすく、入院中に気になることが相談しやすくなります。
「今はどの段階?」
「次の目標はなに?」
「退院に向けて準備しておくことは?」
といった質問も、クリニカルパスを見ながら確認できるので、話が分かりやすいのが大きな安心ポイントです💡
訪問看護でもとても大事な情報になる
退院後に訪問看護を利用する場合、クリニカルパスの内容はとても役立ちます。
入院中にどんな治療をしたか、どのくらいの動きができているか、これからどのように生活を整えていくかが分かるからです。
訪問看護ステーションでは、退院後の生活をスムーズに始められるよう、クリニカルパスの情報をもとにケア内容を調整していきます🏠
医療と在宅生活のつながりを作る大事な資料として、大切に確認しながら支援計画を立てています。

