床ずれ(褥瘡)ってなに?早めの気づきが大切なトラブルをやさしく説明します🛏️
床ずれは「同じ姿勢が続くことで起きる皮ふのトラブル」
「Bedsore(ベッドソア)」は、日本語でいうと床ずれ、医学的には褥瘡(じょくそう)と呼ばれる状態です。
長い時間、同じ姿勢のままで横になっていると、体の一部に強い圧がかかり、皮ふやその下の組織が傷ついてしまいます。
よく見られる場所は
・かかと
・おしり(仙骨部)
・ひじ
・くるぶし
など、骨が出ている部分が多いです💡
なぜ床ずれが起きるのかを知っておこう
床ずれは「ずっと同じ姿勢でいること」だけが原因ではありません。
いくつかの条件が重なることで起こりやすくなります。
・体を動かしにくい
・栄養が足りていない
・皮ふが乾燥している、または湿っている
・むくみがある
・車いすで長時間すわり続けている
こうした状態が続くと、皮ふが弱くなり、少しの圧でも傷つきやすくなります😢
訪問看護で行う床ずれ予防の工夫
訪問看護では、床ずれを「作らないこと」をとても大切にしています。
予防のポイントは
・体位を変えるタイミングの調整
・負担を減らすクッションの使い方
・ベッドの角度の工夫
・皮ふの状態チェック
・乾燥や湿りすぎへのケア
など、日常の中でできる対策がたくさんあります✨
専用のクッションやマットを使うと、体への圧力が分散されるため、床ずれ予防にとても役立ちます。
早めの発見が何より大切
床ずれは、ほんの少し赤く見えるだけの段階でも、早く対処すれば悪化を防ぐことができます。
逆に気づかずそのままになると、深い傷になり、治るまで時間がかかってしまうこともあります。
訪問看護ステーションでは、毎回の訪問で皮ふの状態を細かく確認し、必要に応じてご家族にもケアの方法をお伝えします😊
「これ大丈夫かな?」と思ったら、遠慮なくすぐ相談してくださいね。

