書類じゃ伝わらないこともある 医療職・福祉職との情報交換の実際📞👥
支援の質は“情報の深さ”で決まる🧩
ケアマネが行うアセスメントは、ご本人の話を聞くだけでは成り立ちません。
より深く、正確にその人の状態や背景を知るには、医療職や福祉職との情報交換が不可欠です💡
主治医、看護師、リハスタッフ、訪問ヘルパーなど、関係する職種からの情報をもとに、生活全体を見通した支援につなげていくことが大切です。
とはいえ、現場では「思うように連携が取れない…」と感じることも多々あります😅
事前情報の収集がアセスメントの土台📋
アセスメントを行う前に、まず行うのが事前の情報収集です。
連携先に確認する主な内容は以下のようなものです。
- バイタル(血圧、体温、脈拍など)🩺
- ADL(日常生活動作)🚶♂️
- 最近の体調変化や生活の様子
- ご本人の様子やコミュニケーションの取りやすさ など
しかし、情報がうまく得られないケースも現実には多くあります。
医療現場との温度差に悩むことも😔
ケアマネの声①
「主治医から有益な情報が出てくることって、正直あまりない。
現場のリハ職や看護師さんの声の方が、よほどリアルで役立つと感じます」
確かに、医師は全体を見て判断する役割ですが、日々の小さな変化や生活のクセなどは、
実際に接しているスタッフのほうがよく知っていることもあります。
ケアマネの声②
「連絡しても、事務的な返答だけで『記録を見てください』という病院も。
そんな簡単に記録もらえないし…って毎回思います」
現場のケアマネとしては、「もっと一言伝えてくれれば助かるのに」と思う場面、少なくないですよね💬
書面だけでなく“人との対話”が必要📣
情報提供書や診療情報提供書など、書面のやりとりも重要ですが、
現場の空気や、細かいニュアンスは、やっぱり会話からでないとわからないことが多いです。
- 「最近、少し無気力になってきてるような気がします」
- 「夜に不穏なことが増えていて…」
こうした**“現場感覚”のある言葉こそ、支援の方向を考える上でのヒント**になります🌱
大切なのは“つながりやすい関係づくり”🤝
スムーズに情報を得るには、普段からの関係づくりが大きなカギになります。
- ちょっとした連絡でも丁寧に返す
- 相手の忙しさを気づかいながら依頼する
- 定期的に近況を共有する
こういった小さなやりとりの積み重ねが、「この人には話しやすい」と思ってもらえる関係性を作っていきます😊
おわりに🌸
アセスメント情報の共有は、ただの確認作業ではありません。
医療や福祉の現場と信頼関係を築き、生活の中で起きている“本当のこと”を拾っていく作業です。
記録では見えない部分をどう共有できるか。
そこに、ケアマネの連携力が問われています。
今日も一つずつ丁寧に、情報のつながりが支援の力になるように関わっていきたいですね✨