書類じゃない “その人”を知ることから始まるアセスメントの本当の意味🧠🌿
アセスメントは支援の出発点🛤️
ケアマネジャーが日々取り組んでいるアセスメント。
これは単なる“書類作成”ではなく、利用者さんの生活そのものと向き合うプロセスです。
- 心身の状態
- 生活環境
- 家族や周囲の介護力
- 本人の希望
これらを多角的に確認しながら、その人にとってどんな支援が必要かを一緒に考えていきます💡
でも、頭でわかっていても、現場ではうまくいかないこともたくさんあるんです…。
情報が思うように集まらない現実📞
ケアマネの声①
「一番大変なのは病院との連携。
連絡しても情報を出してくれない。
結局、本人の話と家族の話から何とか組み立てることが多いです」
退院支援の場面など、在宅に戻る直前のタイミングでは、特に情報が限られがち。
「医療連携って成り立ってるの?」と感じたことがある方も多いのではないでしょうか😔
医療側が忙しいのはわかっていても、利用者さんの背景や性格が見えないままでは、支援の方向もズレてしまいます。
初対面の聞き取りは“探り合い”から始まる🎤
ケアマネの声②
「初対面の場面で、どこまで踏み込んで聞いていいのか毎回迷います。
本人が答えたくないこともあるし、家族がいると本音が出ないこともある」
聞きたいことはたくさんあるけれど、いきなり踏み込みすぎると警戒される…。
そんな“距離感”に毎回悩みながら、慎重に会話を進めています。
特に認知症の方や、プライベートな話題に触れるときは、相手の表情やトーンを感じ取りながら少しずつ関係を築くことが必要です🧩
本音は一度では見えない 信頼の積み重ね🤲
情報が得られない、信頼関係が薄い――
そんな状況でも、一つずつ積み上げるしかないのがアセスメントのリアルな現場です。
信頼を築くには、その人の生活歴や価値観、大切にしてきたことを知る努力が欠かせません🌸
- どんな仕事をしていたのか
- どんなことが好きか
- 何を大事にしてきたか
そういった情報をもとに、少しずつ“その人らしさ”に近づいていきます。
時間がかかるからこそ、意味がある⏳
アセスメントは時間も手間もかかります。
でも、それを省いてしまうと、その後の支援が表面的になってしまうんです。
- 「必要なサービスがうまく届かない」
- 「支援の方向がブレる」
- 「本人の気持ちとズレた支援になってしまう」
こうしたことを防ぐためにも、アセスメントは丁寧に、慎重に、そして相手を尊重しながら進める必要があります🌈
ケアマネの仕事は、「聞く」ことから始まり、「伝える」ことで支援へとつなげていくもの。
だからこそ、目の前の一人に向き合う姿勢が、一番の力になると感じています😊