一人ひとりに寄り添う訪問看護の仕事
訪問看護は、利用者さんの自宅でケアを行うため、病院勤務とは異なるさまざまな状況に対応する必要があります。ここでは、訪問看護の仕事の魅力ややりがいについてご紹介します。
一人ひとりに寄り添ったケアができる
病院勤務では、一度の勤務で複数の患者さんを担当し、医療処置やケアの時間も限られています。そのため、患者さん一人ひとりと深く関わる時間がなかなか取れないこともあります。
訪問看護では、一回の訪問時間はその利用者さんおひとりのためのものです。その時間をフルに使い、寄り添った看護ができることが大きな魅力です。
時間との戦いでもある
訪問看護では、一人の利用者さんに集中できる時間がありますが、次の訪問もあるため、時間に余裕があるわけではありません。限られた時間の中で、最適なケアを提供することが求められます。そのため、時間の使い方やスケジュールの管理は、訪問看護師の腕の見せ所でもあります。
利用者さんに最善の看護を提供するためには、効率的かつ的確な判断力が必要となります。
人生に深く関わることができる
訪問看護の魅力は、一人ひとりの人生に深く関われることです。例えば、高齢の利用者さんの場合、お看取りまでお付き合いすることもあります。その過程で、利用者さんの生活や考え方、ご家族の思いを知り、それを共有したり寄り添ったりすることができます。
また、小児の訪問看護では、成長に伴う変化を見守ることができます。一度訪問が終了しても、再び利用されることがあり、成長したお子さんや変化したご家族の姿に触れる機会もあります。
訪問看護を通じた学び
訪問看護では、利用者さんやご家族と深く関わる中で、多くのことを学ぶ機会があります。人生におけるさまざまな価値観や考え方に触れ、「自分ならどうするか?」「自分の家族ならどうするか?」と考えながらケアを行う毎日です。
訪問看護師を何年経験しても、毎回新たな気づきがあるのがこの仕事の魅力であり、大きなやりがいを感じるところなのです。
参考URL:訪問看護の醍醐味とは?